投資

【素人投資体験談】初心者が決算持ち越しをしない方が良い理由

11月の決算シーズンもひと段落しましたね。皆さんの銘柄はご無事でしたでしょうか。

9月から3銘柄仕込んでいた銘柄のうち、メドレーとOrchestraは早めに手仕舞って利益を運んでくれたのですが、残りの1銘柄で大損食らいました。

銘柄は、4448 CHATWORK。

ほんとね、決算前日には十数%含み益だったので全部が損失額になるわけではなかったですが、1日で120万溶けるのは辛いっすね。おまけにストップ安のため1日で売り切れず次の日も追撃。
おかげでおなかの調子が悪いです。

今回は投資1年目の初心者の体験から、特に初心者に向けて決算持越しをしない方が良いと思う理由を解説します。

ここが怖いよ決算持越し

①一撃が大きすぎる

初心者が株で一番気を付けないといけないのは、大けがをしないこと。

ストップ安になり1日で売り切れなかったときなどは、平気で30%以上損を食らってしまうことがあります。

そして、例えば33%の資金を失った場合、元に戻すには残りの資金を50%増やさないといけません。それは、相当にキツイですよね。

場が開いてすぐに成行売りを出せれば被害も少なく抑えられますが、なかなかそんな決断をするのも難しいですよね。

当たればその分ハイリターンが得られますが、特に資金の少ないうちはまずは負けないことを大事にし、危うきには近寄らない方が無難です。
やるとしても、最悪振りかかる損失が予想できて、それが甘受可能な場合に限るようにしましょう。

②株にメンタルを持っていかれ易い

一撃の重さに関連してですが、持越し失敗すると相当メンタルをやられます。
突然出るIR情報によるストップ安とかだとどうしようもないと割り切れるのですが、明確にこの日に何かが変わると分かっている決算の場合、なんで事前に売らなかったのかとウジウジ悩んでしまいがちです。

株価はただの数字、終わったこととして上手く切り替えるべきなのですが、分かっていても難しいもの。
私の場合は仕事をしていてもいちいち株のことが頭をよぎったりして集中力を奪われ、本業のやる気も削がれていってしまいました。
(おまけにおなかの調子も悪いです。関連性は分かりませんが・・・。)

株で食っていくにしても、あくまで人生の1部。特に兼業投資家にとっては本業に支障が出るのでは本末転倒です。
この辺はその人の性格によるかもしれませんが、失敗を引きずりがちな人は特に気を付けた方が良いと思います。

③読み切れない情報が多すぎる

どんなに業績が良くても材料出尽くしと言われたり、期待ほどではないと言われたりで急落することがあるのが決算です。
特に今回はワクチン開発などの影響もあり、マザーズの成長株が結構な割合で決算後に急落しましたね。

市場の期待値、流れ、その企業が強気の予想を出すか弱気の予想を出すか。
そのようなことを全部読み切るのは、初心者、特に兼業だとまず無理です。

以前に決算後に株価が上がり予想通りだったと自信を持ったこともあるのですが、きっとその場合も読み抜けがあります。
読み抜けの割合が多いと、結局運否天賦のギャンブルになってしまっているということです。
株でもなんでも、行動から気づきを得て次のTODOに繋げていくというPDCAサイクルを回していかないことには成長が得られません。
ギャンブルでは、気付きも次のTODOに繋がるフィードバックも得づらいもの。
それを繰り返しても勝率UPには繋がりません。

④短期間トレードの方が難易度は低いのでは

数倍株を得るためには決算で急落しても力強い握力で長い期間信じる銘柄を握り続けないといけません。
なので、決算内容が自分の描いていたシナリオと異なる場合以外は下がってもあまり気にする必要はないのだと思います。

ただ、経験の少ない初心者がいきなり数倍株を狙うよりは、決算またがない程度のスパンで20~30%の利益を3、4回積み重ねて2倍にする方が成功率は高いように思います。

野球でもいきなりホームラン狙ったりするのではなく、まずは高い確率でヒットを打てるようになること。
その過程で自分の得意なコースや打ち頃の球の見極めができるようになって、初めてチャンスボールをフルスイングできるようになるものです。

初心者のうちは数倍を狙うにしても、資金の一部のみを使ってやるようにしておいた方がよいと思います。

まとめ

決算は当たれば大きいが外すと大けがを負う危険なイベント。

また、結構ギャンブル性があります。

特に初心者のうちはヒットを積み重ねることを意識してあまり長期ホールドはしないようにし、決算にはあまり手を出さない方が無難と思います。

-投資

© 2024 じゃじゃ漏れマンの株と読書メモ